オプション取引とは簡単に言うと、保険です。
一定の期間以内に、対象となる商品(日経平均やTOPIX等)が一定の金額になったらお金がもらえるという仕組みです。 世の中では保険会社はたくさんありますが、保険に入る事で事業を行っている人はいません。 という事は、オプション取引では売りの方が有利なのです。 実際にオプションの売りと買いで、満期時に利益が出ている確率は売りが8割、買いが2割と言われています。 この事は必ず覚えておいた方が良い事実です。
実際のオプションの仕組み
通常オプション取引の仕組みを説明する場合は、先に先物取引の説明をするのですが、先物取引は別の機会にします。
オプションとは対象の商品の売買の権利です。
オプションにはコールとプットの2種類があります。 コールは対象商品を買う権利。 プットは対象商品を売る権利。 となります。
コール、プットともに権利行使価格があります。 日経平均オプションですと、現在の日経平均の上下500円きざみで5つの権利行使価格が設定されます。
例) 日経平均 13,330円
コールオプションの権利行使価格 13,500円 14,000円 14,500円 15,000円 15,500円
プットオプション権利行使価格 13,000円 12,500円 12,000円 11,500円 11,000円
以上のオプションが設定されます。 実際、新聞欄を見ると、これ以上に権利行使価格が設定されていますが、それはオプションは長いものでは1年前から取引されている為、少しずつ権利行使価格が増えていった結果です。
また、オプションには必ず期間があります。 この期間が終了する月を限月(げんげつ)といい、この月の第2木曜日まで取引が可能です。 限月は毎月訪れます。 主に取引されているのは期近(きぢか)と呼ばれる、一番近い限月のオプションです。
例)日経平均オプションの設定限月例 本日が2008年3月17日の場合 4限月(2008年4月10日に取引終了 これが一番近い限月なので期近と呼ばれます)5限月 6限月 9限月 12限月 3限月(2009年の3月) 6限月(2009年の6月)
6月以降は限月が飛んでいます。 これは3,6,9,12は日経平均先物と重なる限月となり、1年前から設定されます。 それ以外は期近を入れて3ヶ月先までは毎月オプションが設定されます。
この限月で指定されている月の第2木曜日で取引は終了します。 翌日の金曜日に清算が行われ、オプションは消滅します。
清算は金曜日の寄り付きの値、SQ値(エスキューち)と言われます、を基準に権利行使価格との差額で清算が行われます。 コールオプションの13,000円を買っていて、SQ値が13,000円を超えていれば、超えた分だけが利益になるわけです。
余談ですが、この様に清算の時のみ権利行使価格を行使できる取引形態を「ヨーロピアンタイプ」と言います。 他に「アメリカンタイプ」があり、これはオプションを買っている人はいつでも、権利行使ができます。 余談でした。
限月の満期になるまで待つ以外に、当然反対売買で決済する事も可能です。
簡単に言うと、
これから対称商品が上がると思えば、コールオプションを買うか、プットオプションを売る。 下がると思えば、プットオプションを買い、コールオプションを売る。
という取引になります。
これだけですと、通常の株の取引と一緒になりますが、オプションには限月までしか取引が出来ないという、特徴が有る為、一番初めに述べた様に 「オプションは買うより売る方が有利」 という性質を持つのです。
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